金剛ATSは、金剛電鉄が開業に合わせて開発を行った軌道回路方式のATSである。
以下の3パターンどれかに当てはまるものを用意すること。
パターン目標速度表示型:I1信号をそのままATS表示機等に表示(130km/h車は読み替え)し、パターン灯とATSブレーキ灯(もしくはそれに該当する機能)を設置するタイプ。(阪急ATS、C-ATSのような表示器など)
照査速度表示型:パターンを含めた照査を速度計に表示し、パターン灯とバツ灯、ATSブレーキ灯(もしくはそれに該当する機能)を設置するタイプ。(CS-ATC,阪神ATCのような速度計に表示する方式)
両表示型:I1信号をそのまま表示(130km/h車は読み替え)した上で、パターンを含めた照査を速度計に表示し、パターン灯とバツ灯、ATSブレーキ灯(もしくはそれに該当する機能)を設置するタイプ。
どの表示器に対してもパターン接近音の実装を義務付ける。連続音が好ましい。
また、ATSの照査が変化した場合や、パターンが発生した場合は通知音を鳴らすことが好ましい(ATCのベルを流用しても良い)
ATSブレーキが作動した際については、連続音を鳴らすことが好ましい。
地上装置からのパターン生成信号を受け取った場合、車上装置は信号受信地点から230mを終端とし、終端まで残距離を自車速度を積分し、リアルタイムで計測する。地上装置からパターン生成信号と同時に受け取ったパターン目標速度信号と、計測した残距離、車両に設定された減速度から、終端までに目標速度まで速度を落とすために、現在位置で出してよい速度を計測し、それを超過した場合ブレーキをかける。
パターン生成信号を受け取らない場合は、受け取った目標速度信号を超過した場合にブレーキをかける。